憂愁ミッドナイト

眠れない夜に

一人で棲む

20代半ば、人生で初めて一人暮らしを始めた。

 

自分の城を築き上げていくということは、本当に楽しい。誰にも口出しされない、私だけの世界。

 

淋しくて堪らない夜もあるが、今のところ何とか一人住まいを謳歌している。

 

自分のまわりを自分の好きなものだけで埋め尽くすということは、自分を大切にするということと同義だと思う。

 

実家の、いわば備品のようなものとは違う。自分が使うもの、自分を構成するものは自分で決めたい。

 

淋しさや犠牲と引き換えに「本物の自由」を手に入れることができたような気がする。好きな時間に一人でお気に入りの銭湯に行く自由は何にも代え難い。

 

しばらくは新居のインテリアや雑貨選びを楽しもうと思う。